ホーム>平成24年度 専門職研修会・相談会 報告


 

平成24年8月12日(日)、平成24年度山梨県富士・東部地域リハビリテーション専門職研修会・相談会を、都留市のぴゅあ富士にて開催しました。講師はツル虎ノ門外科・リハビリテーション病院で、作業療法士として勤務している川末英治氏と山梨赤十字病院で、作業療法士として勤務している濱田一登志氏であり、川末英治氏は「セラピスト連携から実現できる地域支援について」というテーマで、濱田一登志氏は「郡内リハの連携・充実を目指して 〜顔の見える仲間作りを〜」というテーマで講演を行いました。

当日は山梨県富士・東部圏域における保健・医療・福祉領域に従事する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、計17名が参加され、充実した研修会となりました。

今回の研修会では、広域支援センターの事業運営を通して見えてきた当圏域のリハビリテーション資源等に関する問題点の抽出、解決方法等の共通認識を持つための講義が行われました。また、参加者同士がディスカッション形式にて意見交換をする機会を設けました。ディスカッションでは少人数のグループで地域における連携等の問題点を討論し、具体的な解決策を考えていきました。さらに、研修会終了後も参加者全員で取り上げられた問題点や解決策などを共有する場面がみられ、当圏域におけるセラピストの熱い想いを垣間見る事が出来ました。


研修会参加者からの「富士・東部地域のセラピストの顔と名前をほとんど知らない」、「どこの施設にどんな職種のセラピストがいるか分からない」などの意見からも、当圏域の連携が十分に図れていない状況が浮き彫りになりました。しかし、「今回の研修で地域連携について考える方々がたくさんいる事が分かってよかった」等の意見もあり、今後、より一層、密なセラピスト間の連携を行うことにより、各職種が充分な連携を図り、地域支援を提供していく事が出来れば良いと感じました。

今後、地域リハビリテーション広域支援センター事業において、御理解・御協力を得ながら、引き続き保健・医療・福祉に携わる方々にこの事業を周知し、地域リハビリテーションの質の向上に努めていきたいと考えています。